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簡単な棚づくりで「ポケットホールジグ320」の使い方を詳しく解説!

 

ポケットホールジグは一度使い方を覚えればDIYの幅がとても広がり、家具作りがとても手軽に、楽しくなります。

とはいえ、使い方に慣れが必要なので、簡単な棚作りを通して、ポケットホールの魅力や、Kregのポケットホールジグの使い方、注意点を詳しく解説していきます!

 

 

見えない位置から斜めに下穴をあけて棚板をつなぐ

ポケットホールジョイントとは、材料の裏面に斜めに下穴(ポケットホール)をあけ、ポケットホール専用ビスで接合する方法のこと。表面からビス頭が見えないので、見た目はきれい、かつ十分な強度が確保できます。

接合箇所をきれいに仕上げる方法には埋め木やダボ継ぎなどがあるが、それらと比べるとスピーディーに作業できるのが特徴です。通常のビス斜め打ちはややコツが必要で、慣れないと失敗しやすいですが、ポケットホールでは専用のジグをドリルガイドとして使い下穴をあけるため、ビギナーでも簡単に作業できるため、非常におすすめの方法です!

 

ビスを下に隠せる

見えにくい場所にポケットホールをあけるようにすれば、見た目すっきりで美しく仕上げられます。ポケットホールさえあいてしまえば、あとはビスを打つだけなので組み立て作業も超簡単です。

 

秘密は2段の下穴

ポケットホールジグを使えば、ビス頭が収まる大きい下穴と、ビスを打つための細い下穴が専用のドリルビットで同時にあけられます。これにより、ビスを打つ方向や角度が決まるので、ビギナーも安定した斜め打ちが出来ます

 

カスタマイズは無限大!
ポケットホールジョイントでノックダウン式シェルフを作ってみよう

作り方はいたって単純。木取り後に棚板にポケットホール加工を施し、側板に天板・棚板を縦に1列ずつ固定してユニットを作り、最後にそれぞれを合体させるだけ(ノックダウン方式)。作例では階段状に製作しましたが、中央が凹んでいたり、橋渡ししたような状態で連結したりと、デザインは自由自在。ポケットホールを用いれば、このように棚板が隣り合う構造のシェルフも気軽に作れます!

 

<主な使用道具>
Kregポケットホールジグ320、ドライバードリル、クランプ、サシガネ、サンドペーパー

<その他の材料>
ポケットホール専用ビス(32mm)

<木取り表>

材の種類 サイズ(mm) 数量 使用部位
パイン集成材(18mm厚) 1112 2 側板A
764 1 側板B
416 1 側板C
400 9 天板・底板・棚板D

材料の奥行はすべて一緒で 300mm

 

<Kregポケットホールジグ320を使ったノックダウン式シェルフの作り方>

1.材料を木取り表どおりにカット

各パーツを木取り表どおりにカット。とくに天板・底板・棚板の長さはきっちりそろえたいので、スライド丸鋸を使うか、ホームセンターのカットサービスを利用するのがおすすめ!

2.材料の厚さを測る

 シックネスゲージを材の木口にあてて、ジグ本体のセット位置を確認する。この材の場合、「19」のラインの範囲に収まっていることが読み取れます。

3.ジグストッパーを調整する

ジグ本体の裏側にあるストッパーをスライドさせて「19」の位置にセットする。

4.ドリルストッパーを調整する

ドリルビットの軸にドリルカラーを装着。この材の場合、「19」の位置にセットします。

5.ジグの使用イメージ

ジグの使用イメージ。裏側のストッパーを材の端に引っ掛けるように固定して使用します。彫込みすぎないようにドリルカラーがストッパーの役割を果たす仕組みです。

6.ポケットホール加工を行う

 

 棚板の裏面にポケットホールをあけていきます。ジグをセットし、ドリルドライバーで彫り込みます。必ずクランプで固定しましょう!

7.ポケットホールの位置

 固定する際、隣り合った部分のビスが干渉しないように、左右で位置をずらしてあけます。

8.サンドペーパーで面取り

サンドペーパーで各パーツを軽く面取り。端材にサンドペーパーを巻きつけて使うと楽に削れます。

9.専用ネジで締め付ける

側板に棚板を固定します。
専用ネジの長さは、説明書に付属の表を見ながら選びます。

 この場合、木材の厚さをシックネスゲージで計ったときに「19」だったため、32mmのポケットホールスクリューを選択します。
締め付けるときのビットはジグに付属しているスクエアビットを使用します。

 ビス留めをする際、側板との間に隙間が生じることがありますが、そんな時は何度かゆるめる→締めるを繰り返せば解消されます。

10.他の棚板も固定する

 同様に他の棚板もビス留めしていきます。今回、棚間の高さは325mmにそろえたので、適当な材でスペーサーを作っておくと便利です。

 

 側板に天板・棚板・底板を固定し終えたら、各ユニットを合体させる。隣り合う材がそろうようにしっかり位置をそろえましょう。

これで完成です!!

 

全行程詳しく解説しているYouTube動画はこちら!